1930年代、アニメーターでありプロデューサーでもあるウォルト・ディズニーには、ある予感を抱いていました。その予感とは、これまでにない壮大なスケールの遊園地で、キャラクターのファンたちが実際にそのキャラクターに会って楽しい時間を過ごすことになるのではないか、というものです。
それから半世紀後、モトローラ社のCEOであるボブ・ガルビンもある予感を抱いていました。通信がこれまで以上に相互接続されるという状況を避けては通れないものと感じ、特殊な衛星に投資して、どこからでも電話をかけられるようにすれば、市場で優位に立つことができると考えたのです。
結果的に、ディズニーランドは大成功を収め、イリジウムの衛星システムは80億ドルもの費用をかけたものの見事に失敗しました。
今日の世界のビジネスリーダーは、ディズニーやガルビンのように直感が働いても、それだけで投資判断を下すことはできません。企業環境は大きく様変わりし、データを中心に動いています。最善の判断は最良のデータに基づいて行われることを、あらゆるマネージャーが理解しています。
推測は不要
ITマネージャーにとっては、これは特に重要なことです。コンピュータ5台を管理するオフィスであろうと、大規模な多国籍企業のITディレクターであろうと、推測は意味がありません。また、必要なデータがあっても、分析はおろか、収集にさえ時間がかかってしまうような煩雑なフォーマットでも意味がありません。
Faronics Cloudを利用のお客様は、IT資産に関して必要なすべてのデータを即座に利用できるため、ビジネスパフォーマンスを最適化するための優れた意思決定を行うことができます。
データが問題を解決
たとえば、毎年の予算編成の際に、ITマネージャーは他の部署の責任者と協力して、どのソフトウェアにどの程度の予算を割り当てるのかを確認する必要があります。現在購入しているライセンス数、使用しているライセンス数、有効期限など、関連情報がすべて1ページに集約されています。そのため、十分に活用されていないアプリケーションに対してさらにライセンスが必要だと他のマネージャーから意見が出た場合でも、それに関するデータを簡単に検証することができ、ビジネスに必要のないソフトウェアに無駄なコストをかけずに済みます。
高レベルの戦略的意思決定をサポートするだけでなく、エンドポイントポリシーの日常的なIT管理もはるかに容易になり、適切なデータに即座にアクセスすることも可能です。たとえば、予め定義したメンテナンススケジュールに沿ってソフトウェアを更新するように設定すると、その進捗状況をフィルターや加工が可能なレポートで簡単に確認できます。
ITマネージャーの重要な仕事の1つであるセキュリティに関しても、ライブダッシュボードを利用することで、これまでよりもはるかに簡素化することができます。何が、いつ、どこで起きているのかを的確に把握することで、セキュリティ上の脅威をピンポイントで正確に排除できます。
バーミンガム市議会の図書館を管理するデニス・コルヴィン氏は、次のようにコメントしています。「こちらの図書館では、FaronicsのDeep Freeze Cloudを使ってソフトウェアを自動的に更新しています。状況を正確に追跡できるので、とても気に入っています。先日同僚から、Officeのライセンスを800件使っていると思っていたと言われたんです。ちょっと確認するとわずか510件だったので、そう彼に伝えました。使用中のオペレーティングシステムとそのロケーションを一目で確認できるのも嬉しいですね。Deep Freeze Cloudは、大量のマシンを簡単に管理できるあらゆる特長を備えています」
業務のスマート化
すべての意思決定は、確かな証拠、時には直感に基づいて、確実に行うことができます。