ほかのあらゆるソリューション(例:バッファファイル、 ディスクイメージング、VM)と同じように、 同期には複雑な問題に対するメリットがある一方で、多数の代償もあります。
- 帯域幅が大変
コンピュータとサーバの同期を行う場合は必ず帯域幅を多く確保する必要があります。同期にはこれが大量に必要となるため、ネットワークは複数のコンピュータが同時に要求するファイル同期の負荷に必ず耐え、処理できるようにする必要があります。ネットワーク経由で送られるデータが圧縮できるかどうかも検討しましょう。
- 転送中のトラフィックを守る
ウェブ経由でコンピュータの同期を行う場合は、十分な帯域幅を確保するほか、データの安全を守るセキュリティも用意する必要があります。ここで役に立つのが暗号化です。
- 回線の切断は大問題
ネットワークベースの同期に依存している場合、コンピュータのネットワークケーブルを外してしまう常軌を逸したユーザもいますので対策を整えておきましょう。(たとえオフラインになっても)コンピュータが必ず適切に運用されるよう別の手段も調べておきましょう。
- 可用性のレベル
ネットワークベースの同期に頼る場合は、必要なときに必ずネットワークが使えるようにしておかなければなりません。可用性は90%で十分ですか、それとも6桁(99.9999%)まで必要ですか?それはあなた次第です。高い可用性を実現するためのコストは膨大な額になるかもしれないのです。
- 使用中のファイルは比較的厄介
ファイルを扱う場合はアクセス権の問題が発生します。ファイルがユーザやシステムによってロックされると適切な同期が行われない可能性があり、将来的にありとあらゆる同期問題を引き起こします。
- サードパーティー製アプリの不満
すべてのプログラムが平等に開発されているわけではありませんし、同じ教科書やルールに基づいて書かれているわけでもありません。情報を同じ場所に保存するアプリがある一方で、好き勝手な場所に保存するものもあり、「内部」をいじるのに異なるユーザ権限が必要なこともしばしばです。あるプログラムからはガスタービンに見えるものが、別のものからは大昔のキャブレターに見える場合もあります。同期を行うときは、特定のアプリケーションデータの同期時に問題に遭遇するかもしれないことに必ず留意しましょう。ここでは互換性がリスクになります。
再起動によるリストアシリーズの次回はブロックレベルの保護です。
