再起動によるリストア技術 がコンピュータを(ダメージが発生する前に)元通りにする方法はこれまでに多数紹介してきました。今回はその詳細を説明します。
まず最初が「バッファファイル」(バッファ)技術です。その仕組みはうまくできていてエレガントです。ファイルに対する変更はすべて、ドライブではなく1つの巨大なファイルに書き込まれます。
この興味深い手法には多数のメリットがあります。
- ファイルレベルでの変更の柔軟な管理
バッファはファイルレベルで機能するため、ファイルに対するどのような変更もすべてキャッシュすることができます。バージョンや変更がすべて追跡可能で、保持/廃棄するバージョンも選べます。
- 確定するまで流動的
ハードディスクにコミットをかける(処理を確定させる)まで実際の変更は全く行われません。ただし、一度コミットをかければその変更は永久に保存されます。
- いつでもリストア
バッファがあることでコンピュータのリストアが可能になりますが、必ずしもそれを次回の再起動時に行う必要はありません。リストアはいつでも好きなときに(必要に応じて)行うことができるほか、指定した間隔で行うこともできます。再起動時やログアウト時に毎回行う必要はありません。
- 大事なものは即通過
どのプログラムやユーザーでもバッファを素通りさせることができます。パッチマネージャやウイルス対策アップデートエンジンのようなアプリがある場合、これらのプログラムはバッファを通さず変更を直接保存可能にすることができます。
素晴らしいと思いませんか?でも何にでもデメリットはつきものです。次回はバッファファイルの欠点についてお話しします。
