コンピュータをリストアするのにディスクイメージングを利用するメリット は既にその多くを説明しました。そこで今回は、そのデメリットについて説明します。
-イメージングにかかる時間
イメージを用意するには、膨大な量のデータを別の場所へ複製する時間と手間がかかります。コンピューのイメージングが行われている最中はあまりほかの作業ができません。その間は、画面のプログレスバーの進行を見ているより休憩した方が有意義な時間を使えます。
- 1つのイメージは1つの巨大ファイルに相当
対象のコンピュータにある全ファイルのすべてのデータがこの1つの巨大コンテナに格納されます。もしこのイメージファイルが壊れると、そのなかのファイルはすべてダメになってしまいます。「1つのカゴに卵を全部入れたらカゴの方に注意しなさい」(Mark Twain)ということです。
- サイズが重要
イメージは単一のファイルであるだけでなく、サイズも相当な大きさになります。イメージが複数あるとハードディスクはすぐいっぱいになってしまいます。イメージが多数必要な場合は必ず容量も大量に用意しましょう。
- 自分でまいた種
感染したコンピュータのイメージを作成すると、すべてのイメージにウイルスやマルウェアが入ってしまいます。同様に、マスターイメージにローカルに設定されているセキュリティを改ざんすれば、イメージングされたシステムすべてが無防備になります。
- システムは本来同じではない
ディスクイメージには、ビデオやネットワークカードのドライバやファームウェアをはじめ、すべてのシステム設定が含まれています。IT部門でハードウェアを標準化している場合もありますが、全く同じマシンが1000台もあれば、若干の違いは生じてきます。ビデオカードのファームウェアがディスクイメージよりわずか1つでもバージョンが古かったらどうなるでしょう?大惨事が起こります。
- 永久に残るシステムのゴミ
時間が経つにつれ、コンピュータは未使用プログラムやファイルで散らかっていきます。この「システムのゴミ」はどんどん増えていき、使えば使うほどコンピュータの速度を低下させます。イメージをリストアするときは、オリジナルのイメージに入り込んだクズもリストアすることになります。
- 必須の高速ネットワーク
ネットワークでイメージを送信すると パフォーマンスに負担がかかります。この方法でイメージを送信する必要がある場合、ネットワークは必ずトラフィックの急増に合わせて最適化するようにします。
これで大丈夫です。ぜひこれまでの感想をお聞かせ下さい。次は仮想化です。
Vinayak Suraj氏からのフィードバックを加味して10月31日にDmitry Shesterinが一部修正しました。
